フロアコーティングとは?

フロアコーティングとは、フローリングに塗布する透明のクリア保護塗装の事です。 既存フローリングへコーティング施工を施す事によりメリットが生まれます。 昔のフローリングですと無垢の突板複合合板によるものでしたので「ワックス」メンテナンスが不可欠でした。 しかし昨今のフローリングは進化しておりワックスメンテナンスが「不要」となっています。 (一部のフローリングでは未だワックスメンテナンスが必要なものもあります) 主にワックスメンテナンスの必要だった要因は表面仕上げ材の無垢突板にありました。 以前のフローリングは非常に硬い素材を使用しておりワックス塗布しないと表面に「割れ」が生じていました。 これらを回避するために塗られていたのが「水性ワックス」なんです。 イメージする事もできますが無垢の板は(木質の為)水分を非常に嫌います。 その為、水分を撥水させる為にもロウを含有している半樹脂タイプのワックス塗布が欠かせませんでした。 しかしワックスは水性塗料の為、水拭きでも簡単に剥がれてしまい数か月に一度再塗布をしなければなりません。 これは非常に面倒な事でした。

ワックス不要のフローリングにはコーティングは必要ない??

本来はコーティング施工とは「油性塗料」による施工ですがオプション会では水性ワックスの事を コーティングと称するので住宅メーカーさんは「コーティング不要」と位置付けているようです。 水性コーティング(高級ワックス)の施工は不要になりますが油性塗料によるコーティング施工は 大変有効ですので勘違いなさらないでください。 油性塗料は水性のように水拭き等で簡単に剥がれたりしません。 また塗料塗膜は水性ワックスとは比べものにならないほど硬く厚いものです。 また水拭き以外にも耐薬品性・耐衝撃性にも優れており長期的にメンテナンスをする事無く綺麗な状態が 持続する素晴らしい施工です。 一般的な塗料にも水性・油性の種別はありますが通常、雨水の掛かるような屋外には「油性塗料」、 室内のような雨水の掛からない場所には「水性塗料」になります。 しかし床材は天井や壁とは違い人間が歩行したりしますので「耐衝撃・耐磨滅性」が気になる所です。 そこから室内であっても床材への選択としては「油性塗料」の方が高価であっても持続性を考えると 油性塗料のコーティングの方が有利なんです。 フロアコーティングを行うメリットは「床材自体の保護」と「お手入れ簡単」にあります。 仕上げ材(木目柄)むき出し状態のフローリングへ硬くて厚い塗膜を形成するコーティング施工により フローリング自体を保護しますので付いた傷はコーティング剤で守られます。 また塗膜表面に光沢が生まれる為、表面張力により撥水効果があり汚れ付着を抑制できます。 結果、新築時の美しい状態が長期的に持続でき日々のお手入れも簡単になる仕組みです。

油性塗料には何種類くらいあるの?

大きく括りますと4種類あります。 一つ目はウレタンコーティング剤です。 これはフローリング用コーティングでは一番古くからあるものですが現在扱っている業者さんは 非常に少ないと思います。 効果的には問題ありませんが施工性や仕上がりに劣性です。 塗料自体が硬く施工性が悪いです。(塗料に粘りが強い為、塗り難く仕上がりも良くありません) また施工後、簡易歩行(点検の為の歩行)にも24時間程度かかる為施工費も高額になりやすいです。 二つ目は「シリコンコーティング」です。 これはベストセラー的な位置のものですが歴史も古く安定された材料と言えます。 ウレタンコーティングとは違い塗料も緩く塗りやすいのが特徴です。 その為、仕上がりも綺麗で簡易歩行は夏場であれば2時間程度でできます。 入居目安は早ければ翌々日にも可能なコーティング剤です。(価格も非常に安価) 三つ目は一番人気の高い「UVコーティング」です。 このUVとは塗料に特殊な材料が配合されており仕上げ施工の際に専用のUV(紫外線)照射機より 紫外線を照射する事により瞬時に塗膜が硬化するものです。 また従来のシリコンコーティングと比べますと塗膜形成も厚みがあり硬さも更にあります。 その為有効目安期間もシリコンコーティングの10年の倍にあたる20年程度持続します。 この有効目安期間は主に床を歩行する磨滅係数を計算しており算出しています。 だからと言って目安期間を過ぎると著しく塗膜が無くなる訳ではありませんのでご安心ください。 最後は後発の「ガラスコーティング」です。 塗膜自体の硬さで言うとUVコーティングよりも硬い素材です。 しかし塗膜自体の厚みは非常に薄いのが特徴です。 その為、仕上がりに光沢感があまり無いのでマットな仕上がりになります。 この辺りも人気の特徴ではないでしょうか。 一般的にガラスコーティングは硬い塗膜の為木質系のフローリングには適さないとの声も少なくありません。 柔らかいものへ硬いものを密着させるので衝撃により塗膜が割れたり剥がれたりする懸念が多いです。 また艶消し剤等の混入によりフローリングとの密着不良も多いようです。

実際に施工するのは何がお勧め?(最後のまとめ)

コーティング剤にはそれぞれ長所と短所があります。 それらを踏まえますと下記の2種類をお勧めできます。 まず一番ポピュラーな工法である「二重床」へ施工してあるフローリングには UVコーティングが一番お勧めです。 高価ではありますが塗膜も硬く厚いのでパフォーマンスは一番です。 もし価格面で厳しいようであればシリコンコーティングをお勧めします。 長谷工マンションで多い「直貼り工法」のフローリングであればシリコンコーティングをお勧めします。 直貼り工法は床コンクリートスラブへ直接フローリングを張る為、クッション材があり更に 床不陸に馴染むように沢山スリット(切れ目)が入っておりフローリングが柔らかくなっています。 その為、あまり硬い塗膜のコーティングを施工しますと将来、塗膜が割れる懸念が多いからです。 シリコンコーティングは硬すぎず柔らかすぎず丁度中間くらいの塗膜なので直貼りフローリングにはお勧めです。 上記の2パターン内で検討して頂ければ十分かと思います。 あとは同じ材料を使用しても施工する職人の技量により仕上がりは様々です。 しっかりと信用のおける業者さんへ依頼する事をお勧めいたします。